土壁の蔵から学んだ事。

今日も出石のことを…。



 町を歩いていると、ひと際存在感のある赤い建物が目に入りました。




それは土壁と蔦、そしていぶし瓦から
長い歴史を感じるとても情緒ある蔵でした。



こちらは「楽々鶴(ささづる)」という地酒を販売している
1708年(宝永5年)創業の出石の造り酒屋の酒蔵だそうです。





この剥き出しの土壁は、気候、季節の変化で、
その色も微妙に変わると言われているそうです。




それにしても凄い存在感でした。

何でもその昔、町中を焼き尽くす程の大火災にあったそうですが、
この蔵だけが残ったと伝えられています。

そんな言い伝えも自然に受け入れられるほど
この蔵には物語るものが備わっているように感じました。
 

通りがかった人たち皆が、この土壁に触れていきます。
目で楽しみ、また触れることによって、長い歴史を想う。

今から建つ建物もこういう風に次代へ伝わるものになって欲しいものです。
そのためにも、その一建築資材に携わる者として、
伝える努力を惜しんではいけないと改めて思ったGWの休日でした。



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