茗荷(みょうが)の家紋について。
茗荷紋の代表的な家紋が、こちらの丸に抱き茗荷(まるにだきみょうが)。
比較的よく使われる家紋で、弊社でも常時在庫製品(5cm~13cmまで)にしています。
茗荷紋は、茗荷の花を象ったもの。
しょうが科の多年草。
名称が「冥加」と同じ発音であるため縁起がよいとされ
用いられたと言われているそうです。
※「冥加」・・・気がつかないうちに授かっている神仏の加護、恩恵。また、思いがけない幸せ。
戦国期以降は、天台宗の摩陀羅神(まだらじん)の神紋として用いられているとか。
この紋を初めて用いたのは、二宮氏と言われており、
江戸時代になると志摩の鳥羽氏、近江山下の稲垣氏らが家紋としたそうです。
参照:日本紋章大図鑑
日本十大紋の一つとされているだけあって
茗荷紋だけで70種類以上もあるそうです。
今回、別注で御依頼いただいた家紋がこちらの
丸に三つ茗荷巴(まるにみつみょうがどもえ)
凝ったデザインですが、これも昔から伝わる図案なのです。
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