窯の口切。

冷却中の窯。

丸一日かけて焼成した後、いぶしの工程を経たこの窯は
密閉した状態のまま27~30時間程、自然に炉内温度が下がるのを待ちます。

温度が400度を切った辺りで、ようやく窯の口切。
口切は日々当たり前に行う作業ですけど、
一歩間違えると大事故に繋がります。
点検を怠らずに常に緊張感を持ってするよう努めなければなりません!

全ての栓を開け、

慎重に扉を開けます。

ここで一気に全開にしてしまうと、瓦の温度が急激に下がって
大事な製品が割れてしまうので、逸る気持ちを抑え
すこ~しだけ開けた状態でさらに半日待ちます。

特注品が入っているときは窯積みから窯だしまでの5日間が
特別長く感じます。
無事に焼きあがりホッとして窯から出す時にガシャーン!
ってことも稀にやってしまいます…。
やはりどんな作業も緊張感を持たなければいけませんね。

今日もはなぐもりの淡路島でした。
明日から3月、そろそろスッキリ晴れ渡った空を見られるかな?

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コメント

  1. 瓦廊 より:

    お待ちしています!
    >よし栄さん

    淡路島に来られるんですね!
    是非お立ち寄りください。
    庭も少しずつ緑が出てきました。
    芝生はまだかかりそうですけど…。
    工場、工房、庭にギャラリー、
    瓦を楽しんでみていただけたらと思います。
    お待ちしています!

  2. よし栄 より:

    春ですね
    チョット暖かくなってきましたね
    もうすぐ淡路島に行きます
    市、福良は何度も行ってますが
    西淡町方面は訪ねたことがなく
    今年はタツミさんの会社見学をしたいですね
    瓦のお庭が素敵で実物が観たいので
    写真で見る以上に瓦の出来る工程
    凄いでしょうね、楽しみにしています

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