島根県美保関

日本の町並み

ある会合のため島根県美保関へ行ってきました。
美保関は古くから海上交通の要所、風待ちの港として栄えてきたそうです。
朝鮮半島等との環日本海交易の拠点である美保関は、
たたら製鉄による鉄の輸出港として繁栄し、足利時代には将軍の直轄領にまでなったとか。
当時は幕府の年間化粧代を美保関だけで賄うほどの上納金があったそうです。

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現在でも多くの古墳が発見されており、狭い土地ですが、多くの財をなした豪族が多々いたと言う事です。
小さな町並みですが、どこか懐かしくゆったりとした時間の流れを感じられる気持ちの良い町でした。
この日は雲がかかっていましたが、天気が良ければ大山が対岸に見えるようです。

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こちらの町の中心にある美保神社。

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今回初めて知ったのですが、島根では古くから
「えびすだいこく両参り」と言う風習があったそうで、
島根半島の両端に鎮座する出雲大社と美保神社が
はるか昔より出雲の国の西と東の守り神として慕われてきたそうです。
ご祭神の大国主神(だいこく様)と事代主神(えびす様)は、
出雲神話の「国譲り」を共に成し遂げた親子神だそうです。
この両神社をお参りすることで良い縁に恵まれるそうです。

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えびす様と言えば商売繁盛の神様でも知られています。
雨上がりで、なんとなく神聖な空気が漂う中、御祈祷していただきました。

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半島の先の美保関灯台は国の有形登録文化財に指定されています。

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ここから望む日本海は絶景でございました。

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