瓦の牛。


今日も淡路島はスッキリと晴れて、気持ちの良い一日でした。
でも、12月も下旬に差し掛かると言うのに
これだけ温かいのもおかしいのかもしれませんね。

さて工房では例年この時期、翌年の干支の飾り瓦を製作しているのですが、
実は今年はまだ出来ていません。
出来上がりの予定も未定でございます。
楽しみにしておられたお客様もあったようで、
ホントにすみません…。

写真の牛は数年前に鬼師が作った作品です。
これは例年のシリーズ物とは違います。
とてもリアルに仕上がっている瓦の牛です。

ところで、ウシの置物は何故か座った姿の物が多いようです。
そういえば、天満宮でよく見かける大きなウシの像も座ってますよね。

調べてみると…、

天満宮と言えば、学問の神様菅原道真。
その菅原道真が亡くなった時に遺体を牛車に乗せて運んだところ、
道中、ウシが嘆き悲しんで座り込んでしまったという故事から、
その姿を模して作られるようになったそうです。

そして後年、親しみを持って牛の像を撫でたり擦ったりするようになり、
「撫で牛」として信仰されるようになりました。

座った牛の像を撫でると、願い事が叶う、撫でた箇所にご利益があると言われ、
牛の頭を撫でると頭がよくなると信じられているので
学業成就には牛の頭や角を、 
身体の痛む場所・具合の悪いところと同じ部分を撫でれば
病気や怪我がよくなるとされています。

とりあえず私は牛の頭を撫でときました

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コメント

  1. 瓦廊 より:

    いい所です!
    >Kazuさん

    ありがとうございます!
    でも可笑しなシチュエーションだったかもしれませんね…。
    少しでも淡路島が伝わったようで良かったです。

    その本を読んだことは無いんですけど、
    高田屋嘉兵衛は淡路島出身で、隣町に記念館があったりします。
    淡路島はいい所ですよ~。
    是非一度お越しくださいね!

    それまでは代わりに僕が牛を撫でておきます。
    一応頭を(笑)

  2. Kazu より:

    この写真に。。
    目を奪われてしまいました。
    この風景に瓦の牛。。
    初めて見る光景にビックリ~&ウットリ~です(笑)
    瓦の牛、とってもきれいですね^^
    触ってみたくなります。
    お手数ですが、僕の分も撫でておいて下さい。。もちろん頭を(笑)

    それにしても、淡路島は素敵なところですね^^
    以前、菜の花の沖という本で高田屋嘉兵衛の生涯が描かれていて、
    とても興味を持ちました。
    確か淡路島も舞台になっていたと思います。
    一度訪れてみたい場所です^^

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